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ターチュンとティルキの物語


 ターチュンとティルキ


2010年の夏、ストリート犬2頭を保護しました。これはそのときのお話です

Tarcinはターチュンと読みます。トルコ語でシナモンのことです。
Tilkiはティルキ。トルコ語ではきつね。きつねみたいだったからこの名前をつけました。
2010年の初夏、私は仕事での日課で荷物を出すために郵便局に通う中でこの2頭に出会いました。協会と出会うずっと前です。
毎日郵便局の前の道にこの2頭がちょこんと座っていました。
通常野犬は石を投げられているので怖がって人間が近づくと去って行くのですが、この2頭は違いました。
特にターチュンは人懐っこく、頭も触らせてくれましたし、手からご飯も食べてくれました。
当時すでに我が家には(しかもマンション)ゴールデンレトリーバーが4頭もいましたので、家に連れて帰ってくるわけにはいかず、
道にご飯をあげに行くしかなかったのです。

家庭犬とはまた別のワイルドなかわいさが野犬です。2頭ともとっても可愛い野犬でした。 当時推定年齢2歳くらい。
ターチュンはカンガル犬の血もはいっているようです。黒い口がおじさんみたいですが女の子です。
ティルキはターチュンより小さいですが男の子、かっこいい目がチャーミングです!

あまりに馴れてかわいいので、毎日ご飯を上げに行きました。
水やフードを置いていくこともありましたが、「こんなところに餌を置くな。馴れて
居座られたら迷惑だ!」という心ない人もいました。
車に轢かれそうになるのを何度も見ました。
トルコでは宗教上殺処分はしませんので、予防接種だけをして耳にその証であるプラスチックのタグみたいなものをつけられてから
また道に戻される犬が多いです。、地域の犬として近くの人がご飯をあげます。タグをつけている犬は一応人々には怖がられません。
ターチュンにはタグはついていましたが、ティルキにはついていませんでしたので、せめてワクチンをしてあげたいと、何度か捕まえようとしましたが、
ティルキは皮膚病もあるのかしきりにかゆがり、手足をつかむだけでまるで虐待されているようなものすごい奇声を上げて怖がりました。
3回くらい捕まえようとしましたがあまりにも怖がるので、しばらく様子を見ていたのでした。

    


そんな状態が3週間ほど続いた夕方、いつものようにご飯をあげて、また来るからね!バイバイね。と言って車を走らせたところ、2頭が走ってついて
くるではありませんか。そんなことは今までなかったのですが、家までの途中大通りもあるので、これは交通事故に遭ったらまずいと思い、
一度車を止めてお水をあげてからまた走らせたのですが、まだ一生懸命に後ろから走って追いかけてくるのです。2頭ともです。

いつも彼らがいる郵便局周辺からマンションまでは300メートルくらいでしょうかそんなに遠くはないですし、うちのマンションの向かいは獣医さんなので
これはチャンスと思い、車をとめてそのまま2頭と走って獣医さんに連れて行きました。

ターチュンはさておき、ティルキはいつもは逃げ回っていたのに、不思議なこともあるものだと思いました。
前日にターチュンに「ターチュン、ティルキに怖いことないよ。逃げないでって話しておいてくれる?」と頼んでおいたので、ターチュンが言ってくれたのかもです。
2頭とも何も疑わずに獣医さんの庭まできたのです。さすがに一生懸命走ったので、疲れたのか水を沢山のみ、そのままバタンと寝てしまいました。

ティルキはその後獣医さんが触ったり皮膚病らしい患部を見たりしても全く抵抗しませんでした。
2頭にワクチンを売ってもらい、ティルキには去勢手術をしてもらいました。!!ターチュンはリードをつけても全く引っ張ることもなくお利口についてきました。
ティルキはよほど人間から痛い目に遭わされていたのでしょう。しばらくは人間不信という感じでその後はなんどか逃亡を図りましたが
相棒のターチュンとは一緒にいたいのかある時から全く逃げなくなりまた。

ワクチンを売ってから道に戻してあげようと思いましたがあまりにもなついていますし、なんとかして飼えないことかと考えるようになりました。

結局その後しばらくは獣医さんに預けていましたが、リハビリやこの際基礎のトレーニングくらいは受けさせてみようと思い、
ドッグラン兼ペットホテルのオーナーであるあるトレーナーに預けることにしました。
3000平米ある敷地の広い場所で時には走り回りお友達も沢山でき、もう車に轢かれる心配もありません!

そこで6年近く過ごした2頭ですが、2016年には飛行機に乗ってはるばる日本に来ることになったのです!
セラピー犬として日本で活躍することになったのです!
日本ではこれまた広々とした2000平米の犬の牧場富士の里でのびのびと暮らしています!
富士山の見えるとっても素敵なところです!

 
同じくトルコから保護されてきたバルと 一番左よりターチュンティルキ

 

1年ほどのトレーニングを経て、今では立派なセラピー犬として人と犬との憩いの場所のイベントに出たり、富士の里の触れ合いで大活躍
沢山のお客様にかわいがっていただいています。ティルキはもう自分から触って!!!と積極的にお客様のところに行くほどの変わりぶりです。
人間も動物も環境でこんなに変わるものかと驚いています。

 

ひょんなことがきっかけで私とあって、トルコから日本に来ることになったターチュンとティルキ。これからも沢山の人をいやしてくれることでしょう!!

ターチュンとティルキには 三島にある犬の牧場 富士の里で会うことができます!!
是非2頭に会いに来て下さいね!


走り回ってのびのびと過ごしています!会いに来てね!


一般社団法人 人と犬との憩いの場所
理事長  風間詠子